<<カタン



アタシは席に着く。

ミカも。

先生が出席を取り始めた








<<ネェネェ~






その人はあたしのすぐ斜め前の席の子で名前が分からない、


ケド、



小さいほんのわずかな声で、
アタシの肩を叩いた。






<<<朝の会終わったらミカと二人でトイレに来て。



それだけ告げると



その子は何も無かったかのように
本を読み始めた。