「あたしとずっと一緒にいてくれる?お願い、桜。桜だけしかもう信用できない!」

「もちろん。あたしだけ信じて、莉乃」

そっと莉乃に微笑む。

心配しないで?

これから先も、ずっとあたしが莉乃の傍にいてあげるから。

どんな時でも、絶対に。

だから、今はゆっくり休んで……?

泣き疲れたのか、再び目をつぶる莉乃。

これから先も、永遠に莉乃はあたしだけのもの。

誰にも渡さない。

あなたはあたしのすべてなの。


「……――莉乃、愛してる……」

女の友情はね、時に愛をも超えるのよ。

それをあたしが証明してみせる。

あたしは莉乃の手を握り返しながらすがりつようにこちらも見つめている莉乃ににっこりと笑い返した。



―――END―――