そこからは怒涛の展開で、あたしにも予想外の出来事がめまぐるしく起こった。
けれど、結果的には全てが丸く収まったのだ。
今までのあたし達を取り巻く環境は、わずかにずれていたパズルのピースを指で無理矢理押し込もうとしていたようなもの。
どんなに強い力で押しても、そのパズルは絶対にハマらない。
今はきちんとパズルはできている。
ようやく完成した。
これが、元の姿だ。
すっかり遠回りしたけれど、これでようやくあたしと莉乃は二人になれる。
莉乃とあたしは一心同体だもの。
莉乃が中学時代、あたしを救ってくれたように今度はあたしが莉乃を救って見せる。
ねぇ、莉乃?
もう大丈夫よ……?安心して……?
莉乃にふさわしくない人間は、あたしがこれから先も徹底的に排除してあげるから。