ー翌日の朝ー

南は、いつもより早起きをした。

そして、今日から始まる優星との新しい関係に胸を踊らせながら、1番に登校した。

「おっはよーっ!!!!!!
って、誰もいない…か。」

南は、寂しい教室に入った。

「…いるわ。」

声が聞こえた方を向くと、自分の隣の席にに大人しく座っている裕太(ゆうた)がいた。

「え⁉⁉
わっ‼‼裕太じゃん‼
来るの、早いんだ⁇」

「おぅ、まぁな。
てゆーか、自分の隣の席のやつの存在に気付かないってどーゆーことよ⁇笑」

「裕太の影が薄いからかなー⁇笑笑」

「なんだとー‼」

こんな、たわいもない会話をしているうちに、続々と生徒が教室に入ってきた。

裕太も、南の幼馴染で同じクラスだ。