「おい!お前!いい加減にしろよ」

頭上で暁の怒鳴り声が聞こえる

「だって、本当のこと言っただけじゃん。にしても、美雷。あなたまだ死んでなかったのね。死ねっていったじゃん。あ、今私がここで殺してあげようか?」

「いやー!もう、やめて。やめてやめてやめてやめてやめて」

呪文のように唱える

本当にやめてよ

昔のことなんか思い出させないで

死ねって簡単に言わないでよ

頭が…割れそう…

私の意識はここで途絶えた