俺は、朝食を食べ終えて歯磨きをして、
家を出た。

俺は、自転車で学校まで行く。

そして、職員玄関に行って、職員室に
向かった。

ガラガラーーーードン


「おはよーございまーす。」

職員室にいた先生たちが一斉に俺がいる
扉のほうを向いた。

その中の、中年のおっさんが話掛けて
きた。

「おはよー、通瑠。私は、君の担任の
田中 竹久だ。よろしくな。」

田中先生が、右手を差し出した。

その右手をとり、「よろしくお願い
します。」と言った。

そこから、職員室でちょっとくつろいで
田中先生が HRに行くために職員室を
出て行くのに合わせて、職員室の扉の
前で頭を下げて職員室をあとにした。

教室の前まで来て、田中先生が最初に
教室に入った。

「では、入りたまえ」という、先生の
言葉で扉を開けた。

教室のみんなの目が俺に向く。

うっ、ちょっと、緊張する。

みんな、固まっている。なんでだろ⁇

俺は、教卓の前に立ち、頭を下げて、
挨拶をした。

「楢崎 通瑠です。よろしくお願い
します。」

みんな、ぱちぱちと拍手をした。

「通瑠は、1番後ろの空いてる席に
座ってくれ。」と、言われた。

そして、その方を見ると、すごく
可愛らしい女の子が座っていた。

その子は、目を見開いている。
この子の事を一言で言えば
………パーフェクト…………

その言葉がぴったりだ。

俺は、その子の、隣に座った。

そして、田中先生が教室を出て行った。

俺の周りには、一瞬にして、人だかりが
できた。質問責め攻撃で、困った。

その時、授業の予鈴を知らせる、
チャイムがなり、俺への質問攻撃は、
終わった。

1時間目は国語らしい。

国語の先生が、教室に入ってきた。

「きりーつ、れい、お願いしやーす。」
という、号令係が挨拶をしてみんなが
席に座った。

俺はある重大なことに気がついた。

ーーーー教科書、持ってきてねぇ。

やばっ。まぁ、隣の人に貸してもらお‼︎

そして、俺は隣の女の子に声をかけた。

「ね、ねぇ、教科書見してくんない⁇」

その子は、黒板に書かれている文字を
ノートに書き写していく。

無視か⁇それとも、気づいて無い?

そう思って俺はもう1度声をかけた。

「ちょっと、おーい。美嘉さーん⁇」