《梨々華SIDE》

あの手術から、二週間後、私は職場復帰を果たした。

それでも、条件は、変わらず、朝と夜に悠くんの診察を受けること。

私の心臓の手術は症例がなくて、天才しか、治せないと言われていたから、悠くんが治してくれたのは、とっても、嬉しいこと。

空「りーちゃん。よかったね。心臓の手術成功して。」

梨々華「うん。ありがとう。」

遥希「そういや、梨々華ちゃんは、結婚とか、考えてるの?」

梨々華「えっ?遥希先生。仕事中に変なこと、聞いてこないでください。」

遥希「ちょっと気になっただけ。」

空「遥希とね、話してる時に、りーちゃん。と悠斗くんの子供と私たちの子どもが性別違ったら、りーちゃん。と悠斗くんのような、関係になってほしいなって。」

梨々華「そうだね。それは、いいかもしれない。私の遺伝子受け継いだ子どもは、きっと喘息持ちだと思うから。」