「ただいまー。」
「おかえり。お昼できているよ。七星の好きなオムライスだよ。」
「ありがとう、直兄。荷物おいてくるね。」
お兄ちゃんの直紀。
直兄は26歳であたしとは7歳差。
6年前、ままとぱぱが交通事故で亡くなってから直兄と2人で暮らしている。
その時は、直兄もまだ20歳で遊びたい年頃なのに家のこととかいろいろやってくれたし、それは今も変わらない。
だから、すごく感謝している。
「中山先生なんだって?」
「いきなり運動したせいだって。大丈夫、別に悪化したとかじゃなかったから。」
「そう、ならよかった。。じゃあ、バスケは?」