「蓮、おはよう」

「おはよ、燐ちゃん」

「蓮、燐ちゃんってちゃんつけて呼ばないでよ」

「毎回毎回言うけどさ、燐ちゃんは燐ちゃんなの今更直せないよ?」

「俺男なのに...」

「それより早く行こうよ、遅刻しちゃう」

燐ちゃんの自転車の後ろに跨って高校に通うこれがあたしの日常

黒沢燐 通称燐ちゃん 茶髪のゆるふわパーマに170cmと言う低身長の男の子

顔はぱっちり二重の童顔で犬みたいな性格 そしてあたしの片想いの男の子

親同士が仲良くて家も歩きで5分という近さ、小さい頃から高校までずっと一緒

あたしが燐ちゃんに恋したのは小学校の時その時からずっとあたしは燐ちゃんに片想いをしている。

今更告白なんて出来るわけない、だって昔からずっと一緒

燐ちゃんはあたしのことなんて幼馴染みしか思っていない。

だからあたしは告白はしない、ずっと幼馴染みのポジションで燐ちゃんの傍に居たい

告白して気まずくなる方が辛いしね。

「蓮?何ボーッとしてるの?もう学校だよ?着いたよ?」

「えっ?あっ、本当だ」

「どうしたの?」

「別になんでもないよ、昨日夜更かししちゃったから眠くて」

自転車からぴょんと降りると燐ちゃんにお先に!って伝えて自分のクラスに向かった

あたしは1組、燐ちゃんは3組

「蓮おはよぉ!」

「未来おはよう」

未来とは席が前後で仲良くなった女の子

黒髪ロングのさらさらヘアーで153cmと小柄な女の子

「蓮、燐君やっぱ超モテモテだねっ!先輩からも話しかけられてたよ!前も2組の女の子に呼び出されてたしっ!」

「燐ちゃんモテモテだよねー、昔から人気者だよ燐ちゃんは...」

「可愛い&かっこいいよねー」