陽希は、固まった。
「すみません。嘘ついてしまいました」
「素直でよろしい。あなたは、なぜ、あの技、炎をだすやつができるの?」
「はい、僕は、特別な体です。普通の人では、使えないことが出来ます」
愛実は、納得する。
「まず、なぜ敬語なの?」
「年上かなと思いまして……」愛実は、笑った。
「私は、あなたと同じよ」
陽希は驚く。
「えぇ!!そうなんですか?」
愛実はうなずく。
「そうよ。まだ、敬語だし普通に話して、後、呼び捨てで」
「分かった。愛実は、僕のことをあなたって言うをやめて、名前で、呼んで」
「分かった。陽希、高校は、どこ?」
「隣の市。明日は、愛実がいる高校に行く」
愛実は、思い出す。
「転校生がくるって陽希のこと!?」
陽希は、うなずく。
「そう。僕は、愛実を守らないとならないから」
愛実は、顔が赤くなる。
「と言って、ずっと、私のにいないでよ」
「大丈夫。離れた所で、監視しているから」
「それだったら、ストーカーに狙われている感じじゃない」
陽希は、笑った。
「そうだ。愛実に渡すものがある」