ある日の休日家でゴロゴロしてると
プルルル…プルル…
「着信:雪」
「もしもし?」
「もっしも〜し!千秋?今日暇?」
「うん、暇だよ!」
「呑もうよ〜ほら!あきら呼んでさ」
「いいよ!じゃああきらに
連絡しとくね」
そう言って電話を切った。
電話の相手は小学校からの仲で
今じゃ親友の薗田雪(そのだゆき)
見た目は以下にもシャキシャキ
しててサバサバ系の女の子って感じ
後電話で言ってたあきらって
言うのは多田あきら。
雪と私の中学校の同級生
見た目は髪の毛セットして
いかにも今時って感じしてて
とにかくチャラい!
そしてあきらに電話をかけた
「もしもし。」
「あ、あきら?千秋だけど
今日呑もうよ!雪もいるし
3人じゃつまんないから誰か
呼んどいて?8時に集合ね!じゃ」
そう言って一方的に切った
この時を考えると何で私は
誰か呼ぼうと思ったんだろう…
待ち合わせの8時。
「お前んちの近くのコンビニに
いるから迎えきて」
そうあきらからメールが来て
コンビニに向かう
コンビニに行くと雪とあきらと
知らない人がいた
「千秋〜久しぶり〜」
「久しぶり!あきらは…老けたね」
「うるせ、お前もだろ」
そんなやり取りが懐かしい。
中学以来の再開にはしゃいで
もう1人の事忘れてた
「あ、千秋。この人日向さん。
20歳で今ニート。笑」
「おい。ニートは失礼だろ、
ま、ニートだけど…」
初めてこの人喋った。
彼は雨宮日向(あまみやひなた)さん
と言うらしい。見た感じ
あきらに比べて真面目そうだし
身長も高く好青年って感じだった
だけど目も合わしてくれなくて
人見知りなのかなぁ〜とか思ってた
お酒を買い私の家へ行き呑み会開始
私は1人暮しだしみんなとわいわい
し始めた。
丁度酔ってきた頃…
「ねぇー次ジャンケンで負けたら
ポッキーゲームしよぉお?」
毎度のごとく雪さんは凄い発言
してくる
「いいね!」とかあきらも
乗っちゃってるし。
そしてこんな時負けるのがこの私。
「はい、じゃあ日向さんと千秋
やって?」
と、雪さんがニッコリと微笑む
こ、こ、こ、怖い…
あの表情の裏には絶対何かある。
日向さんをそっーと見ると
もうポッキーを加え準備万端。
う。し、仕方ない…
「し、し、失礼しますッッッ」
カリ、カリ、カリ…
あ、あとちょっとで口が…
その時首の後ろをぎゅっと
引っ張られ
「ちゅっ」
え。あれ?今のって………
ちゅーだよね?ま、まさか。
ちゅーしちゃったの?
日向さんをみると平然としてるし
雪とあきらはひゅ〜とか言ってるし
完璧にはめられた気がする…