次の日

私たちのクラスのガラスは無かった。
みんなの机は傷だらけになっていた。

私はカナへの気持ちが変になった。それは嫌いとかじゃなくて、胸がズキズキする様な痛みの気持ちだった。

カナを見る度胸が苦しくなった。
私には何がなんだかよくわかんなかった。



その日は、夏祭りがあった。
私はおばあちゃんが地域の出し物をするんで手伝いに行った。

そこには、カナもいた。少し嬉しかった。


「幸羽~!コウッ!ちゃんと手伝いなさいよ!華那くんちゃんとやってるわよ!」

「カナと比べないでよ!そんな兄妹でもないんだし、勝手に比べないで!」
私は少し怒ったように言った。

クスクスッ

カナが笑ったいた。初めて見る笑顔だった。