正直一睡もできなかった。




それでも、身体を何とか起こして僕は仕事にいく。





もはや体調不良、過労死で死ぬかあるいはクビになり死ぬかというくらいだ。





二日目にして僕は早くも挫折に追いやられてる。




部屋を出ようとしたとき、偶然僕はドア穴を見た。


「う、うわあ!!!」






僕が驚いたのは、ドアの前にいる龍崎が原因だった。



顔色が悪く、化粧もしていない状態の龍崎が僕のドアの前に立っていた。





とりあえず警戒さえしながら、僕はゆっくりとドアをあけた。