「安藤。」



「はい。」




水城さんのデスクに近づくけど 藤堂さんの匂いがして一歩下がった



それを見逃さなかった水城さん
少し悲しそうに見えた



「これ やっといて。」



「はい。」




最近は静かになったフロア
いつも 私と水城さんの声が響いていた




でも・・・





「何やってるの?こんなの売れるわけないでしょ!やり直して!」




藤堂さんの声が響いた
相手の子は半泣き状態だ




前の私を見てるようだ