「真由ちゃんが玉入れするなら僕もそうしよ〜」

拓海くんはそう言って笑ってるけど。

スポーツ万能な君が。

玉入れはないでしょ???



案の定。

却下されて、グループ対抗リレーに選ばれていた。

私とかれんはそれを見て爆笑!

「笑うな!!」

顔を赤くして怒っている拓海くん。

他にも勝手に出る種目を決められていた。



更に。

応援団まで…



「真由ちゃんと一緒じゃないとイヤダ!」

結局、種目が一つも被らなかったので、拓海くんは駄々をこねた。

「じゃあ、平野さん、やってよ〜」

目立つグループの子達で応援団は作られていたけど、その中のリーダー格の女の子が私に振ってくる。

「…イヤ」



本当に嫌だもん。

私には無理。