気がつけば季節は秋から冬に変わろうとしていた。

学校ではみんな自分の進路で忙しい。

私は学校が終わると拓海くんの家かお店に向かう事が多い。

私の生活の中心は。

いつの間にか拓海くんが中心になっていて。

学校の友達は疎かになっていた。

だから。

かれんの事も気がつかなくて。



自分の事で精一杯だった、私。