ライトと初めて出会った夜。
そうだ私達こうやって愛を確かめ合ってた。お互いのこと何も知らないのにまるで前から愛し合ってた恋人どうしみたいに。
何度も何度もお互いの名前を呼んでそれだけで最高の快感と共に愛を深めたんだ…………。





「アキノ…お前は誰にも渡さない。ずっと俺だけのアキノでいて」
「ライト…愛してる…ずっと…ああっ、も……ダメっ!」





一瞬で目の前が真っ白にスパークした。そのまま気を失ってしまった私は何がどうなったのか覚えていない―――――

















気がつくと隣りにライトの姿はない。起き上がって辺りを見回すと、窓際のイスに腰掛けて外を眺めるライトの姿。モソモソ起き出してバスローブを羽織るとライトに歩み寄ってそっと首に腕を回す。



「あ…起きたの?」
「私あのまま眠っちゃったんだね…」




今は六時くらい?窓の外はようやく日が昇りかけてうっすら明るくなるところだった。





「ねぇアキノ」
「ん?」





ゆっくりとライトが振り向く。ドキッとした。とてもとても優しい目をしていたから……




「俺さ、昨晩アキノ抱いて初めて過ごした夜のこと思い出した。あの時のことアキノは忘れてるだろうけど……やっぱアキノが大好き。痛いくらい感じた。俺、一生アキノだけを愛していくから」



切なそうに細められた瞳。私の大好きな瞳。




「ううん、忘れてない。思い出したよ。ちゃんと体が覚えてたの。あの夜のこと」




だから私も再確認したの。ライトへの気持ちを。改めてこの人だけを一生愛して行こうって。ライトも同じふうに思っててくれたなんて……嬉しくて涙が出そうだった。


私達は出会うべくして出会った。きっと昔から決まってた。私の赤い糸は偶然あの夜出会ったライトにしっかり繋がってたんだね――――――