彼女の身体がビクンッ…と揺れた時脳裏に重なる記憶……。


―――ダメ!!
ブロになるまでは絶対っ…丙とはキスしないっ!!

この続きは……自分で決めて……!!――



会えなくなる最後の夜…自宅に送る結弦の身を寄せ口づけようとしたその寸前‥指でキスを遮られた言葉だ。


思わず……クスッ…と色んな想いにかられ乾いた笑いが口をついた。