「―――殴って気がすむのなら殴ればいいじゃないですかっ!!」 言われた言葉が頭上に突き刺さり俺は…丁の首もとをつかんでいた…。 丁を殴っても自分の気持ちを収められるほど簡単じゃない…そんな想いが頭を掠め振り上げた拳を理性が鎮め怒りを胸に納めて…丁に謝ったもののその日を境に丁との関係もこじれる事になった…。 とにかく俺はその場から逃げ出したかった…。 そう……。 結弦の死もバスケからも……。