さすがに嫌がってる女の子目の前に見て見ぬフリなんて出来ない俺は、ビクビク怯えながらその人たちに近付いていった。


「あのー…その子嫌がってるみたいなんで、離したらどうですか…」


最後の方は多分聞こえなかったと思う。


「は?お前誰?つか何言ってんのか聞こえねー」


ぎゃはぎゃは笑いながら俺の事を見下すやつら。


…やっぱり聞こえてなかった。もう一回言おうかな?
って思い、口を開いた時…


「あ!いたいた!もーこんなとこで何してんの?…あれ?この人たち誰?」


そこに来たのは、ナンパされてる女の子と同じくらい…いや、それ以上に美人な顔立ちをした女の子だった。