まだ残しておいた瑠衣のメアドを開き、送信。


『校舎裏に来て』


校舎裏は、初めて瑠衣に告白されて、そして俺も瑠衣に告白した場所だ。


瑠衣が来るか分からなかったが、しばらく待っていると、本当に来てくれた。


久しぶりの瑠衣との対面に涙が出そうになる。


しかしいまの俺の目的を果たさなねばならない。


瑠衣との別れ。


すごく辛いが、瑠衣が幸せになるならば、俺は耐えられるから。