騒ぎに気づいた先生がこちらに駆けつけてくる。


これで安心。


体育の先生が男を仕留めた。



そして完璧に血が止まってない、怪我をした立山は救急車で病院に運ばれた。






~回想終わり~ 宇川side も 終わり



宇川くんから私が意識を失ってからの出来事を話してくれた。


そんなに周りの人に迷惑をかけていたなんて…

全然知らなかった…。



「ありがとう。 必死になって私を助けてくれて」


感謝せずにはいられなかった。


また私の中で宇川くんが大きくなっていく。



「でも怪我の数増やしてごめん…」



「それくらいいいよ」



弱々しくなる彼の一面は、久しぶりかもしれない。



「所であの男って…何?


何で事務の先生を襲ったの?」


ここは一番の疑問点だ。


この点が無ければ、あの男はこんなことしなかったはずだから。



「襲われた先生と犯人、実は顔見知りで。