そう思って私は今日の疲れを取るために、早めの睡眠についた。
よっぽど疲れていたみたいで。
起きて時計を見てみると6時だった。
昨日寝たのが19時過ぎ。
文化祭の日の早起きは、なんだか憂鬱だ。
でも私は、見るだけでいいんだ。
別に気を重くしなくていい。
まぁ一番の問題は、あの2人なんだけどね。
ふとカバンにつけているキーホルダーに目をやる。
友広くんのことを思い出し、自分の部屋に行く。
物置を開けて、少ない友広君との思い出の品を眺めた。
『おねえちゃん…
怖いよ…。 火がすぐそこまであるよ…。
早く逃げよう!!』
屋上から異変を知り、一旦デパート内に入る。
デパートのエレベーターで下に下り、避難をするという寸法だった。
だけどエレベーターに乗れない状況となり、私と友広君だけが階段で非難することになった。