彼「ちがっ!!藍乃が悪いわけじゃないじゃん!」



彼方は慌ててブンブンと首を横に振ったが、これは私のミスだ。


私が焦って嘘を見抜けなかったから……!



「悪い!!全部……全部私のせいだ!仲間を傷つけたのも、背負わせたのも、お前を……彼方を殺したのも……!全部、私だ!!」


彼「違うってば!落ち着いて!」


悠「そうやって自分を追い詰めるのも、お前の悪い癖だ!落ち着け、藍乃!」




二人は庇ってくれるが、私のミスであることに変わりはない。




「でも!!そのせいで私は、沢山の人を傷つけた!!」


悠「いい加減にしろ!藍乃!!今更悔やんでどうこうなる問題じゃねぇだろ?!」



「……っ!!」



悠「お前らは、今日あったことを繰り返さないように次の人生を歩む。……それだけだ」