悠馬が行ってしまった。
だから私はどうしたらいいの?!
「ねぇー!神様いるのー?!」
これ、居なかったら恥ずかしいな……
神様ってどんな人?なんだろ……
不平等だし、あんまり好きじゃないから。
『一般の民が我を呼ぶとはいい度胸だな!』
あ、居た。
よかったぁ!
「ねぇ神様、暇なんだけどなんか手伝おうか?」
『そなたはいい奴だな!……でも、それは出来ない』
「え、どうして?」
『魂の民に関わるからだ。お前が一般の民ではなくここで働いていたら……!あのクソバカボケナス悠馬と違ってお前が働いていたら……!!』
「あ、分かったぁ!悠馬ってさ、ずっと神の邪魔をしてるんでしょ。で、愚痴言うんでしょう」
『そうだ!そなたは物が分かるな!』
「神こそ!私達ほんと気が合うよねぇ。悠馬のことならちょっとコツ掴めば簡単だよ。あいつはクソバカボケナス単細胞野郎だからね」
『なになに?……ふむ、ふむ、……そうか!流石だな!そなたには感謝しておるぞ』
え、神様めっちゃ普通じゃんっ!
ていうか友達感覚の奴もいるし。
ごめん、だいっきらいなんて嘘!
……ってことにしとこう。