男3「くそッ!舐めやがって!!」



男がそう言いながら殴りかかって来た。



「あ、喋れたんだな!」


そう返しながら避けた。



遅すぎる。




「お前ら、よくこれで夜中にここ歩けたな」




そう言ったとき、気配を感じた。



(桜龍、その建物の裏に誰か居るな。……どうする?)




困った時のテレパス。


これは本当に優れものだ。




彼(このまま行こう。悪い気じゃないから大丈夫)




ユアンはは、人の気の種類を読み取ることが出来る能力を持つ。



普段から見える訳ではないので実生活何の問題もない。



(そうか、じゃあ続けるよ)




「もう、面倒臭いから一発で終わらせるね」



男2「うぁっ!」



ある男は蹴り上げられ、




「舌噛むなよ!」



男1「グッ」




ある男はアッパーを入れられ、




男3「カハッ」




ある男は鳩尾にグーパンを入れられ、3人とものびた。



彼「うわぁ、弱いねぇ。ま、桜蝶が強いってのもあるけど」



彼方が見下すように笑った。