~6,警察 ~

山田家に着いた美緒。山田家の前には
『パシャパシャ』
『はい!今、鳥になったと言われる山田さんの家の前にいます!中では、警察が部屋を調べているそうです。スタジオに戻しまーす!』
パシャパシャパシャ

いっ家に入れない…。

山田家は門を通らないと入れないようになっている。門は大きいのだが、すべてマスコミに囲まれていて入れない。

よっよし。無理やり入るか…。
美緒はマスコミにバレないように門の近くに行こうと思った。

が。

「あなたが山田さんの子供の山田美緒さんですね?話を聞かせてください!」
パシャパシャパシャ

見つかってしまった。


「あぁぁぁ。あのぉ、何も知らないんでぇ・・・。」
「真相をお聞かせください!」攻めてくるマスコミ。
「だから、知りませんって!!!!!!!!!」
美緒はマスコミを押しのけて家に入った。

[家の中]

「はぁ。やっと入れた…。」
美緒は落ち着いたようにため息をした。
「あの美緒さんですね?」
「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!って…。なっなんですか!?」と謎の人。
「あなたこそ、なんですか!?始めに名乗ってくださいよぉ!!」
「あっっっ失礼しました!!私は、警視庁刑事係の、真田しゅうやです!」と刑事さん(?)
「はぁ」
「一応、新人です!!」
「はぁそうですかぁ。で、用は?」と美緒。
「あっすみません!えっと、山田さんが鳥になった訳を聞きたいんですけど…。」と刑事さん。
「そんなこと知りません。」と美緒。
「じゃあ、鳥になった山田さんはどんな様子ですか?」
「普通の鳥でした。」と美緒。
「あっあと…。」
「あの、もういいですか?部屋で宿題したいんですけど。」と美緒が聞くと
「あっダメです。美緒さんの部屋に秘密があるみたいなので、一日調べることになりましたので…。」と刑事さんに言われた。
「はぁ?勝手にそんなこと決めないでください!」と美緒。
「でっでも決まったことですので、前の家に言ってください。ココの家にいると邪魔ですので。」
『ここ、私の住んでるトコなんだけどΣ(゚д゚lll)邪魔って言うなよ』美緒は心の中でムカついた。
「はい。さようなら。」と言って、刑事さんは美緒を家から追い出し、マスコミのたくさん居るところに置いてかれた。
「あの、美緒さん。今、何があったのでしょう?」とマスコミ。
美緒はマスコミをガン無視して前の家に向かった。