~5,チョコ ~

「ふっふっふ…。青野くんやるな…。使える…。」真柚の目が輝いていた。
「そんな事言わないの!あと、目輝かすな!!」と来夢。
「はぁ。」まだ美緒は落ち込んでいた。
「帰ったら山田さんいるんだろ?」と来夢。
「いねぇよ。ばか!」真柚がおこった。
「はぁ。」美緒はすごく落ち込んだ。
「やばいよこれ。やばいよ!」と来夢。
帰り際、恒例の3つの分かれ道。
「おっ俺、家近いから一番左!」と来夢。
「じゃあ私は一番右!」と真柚。
「はぁ。」と美緒。
美緒の家(山田家)は真ん中から行くと一番遠い。しかし、途中に美緒の大好きなところがある。
「じゃあね!」「ばいばい!」
テクテク………。
歩いて15分で家につくはずなのだが、遠回りのため30分もかかる。
「はぁ。」まだため息をついてる美緒。
美緒の大好きなところに着いた。
「わぁぁぁぁぁ!!!!!!」
美緒の大好きなところは、チョコマドと言う名前のチョコレートのお店。チョコがたくさんあり、お母さんと昔よく行ったらしい。
「ちょっチョコだぁ!!!!!」
「あら、美緒ちゃん!こんにちは!」とお店の店長らしき人が出てきた。
「だっ誰だっけ…?」と美緒。
「あら忘れちゃった?なぜかしら?」
「前来たときに定員さんだったから。」と美緒。
「あぁそっか。私、海外旅行行ってたから。私はこのチョコマドの店長、皆川あずさよ!よろしくね!」
「はい。よろしくお願いします。店長さん。」美緒はお辞儀をした。
「で、美緒ちゃんどうしたの?」とあずささんは聞いた。
「いや特に…。あっもう帰ります!学校の帰りに寄っちゃったんで。失礼します!」美緒はそう言って帰っていった。
「また来てね!できれば、すぐにね!もうすぐ……」