~4,まさ夢 ~

「えっそんな…。嘘だろ!」と来夢。
「嘘じゃないんです!ホッほんとなんです!!」と先生。
「キャ―――――――!ほっほっほっほっほっ………。」友達が叫んでいた。
その先には、山田さんがいた。
「やっ山田さん??」と美緒。
 …………
「山田さん!山田さん!!」
「まっまさ夢になるなんて…。」と美緒。

美緒には信じられなかった。お世話になってる山田さんが鳥になってしまうなんて想像もしていなかったこと。
そして、夢がほんとになった事。

そして、まだ知らない人がいる事。

「失礼します。」知らない人が教室に入ってきた。
「だっ誰?」「始めて見た~」
「こっこっこっ校長先生!」と先生がおどろいて転んでしまった。
・・・・・・・・
「そっそんなわけないじゃん!」「校長って教頭が代わりにやってるんでしょ?」「嘘だろ。ばかじゃねーの!」
アハハハハハハハハ
「私は本当の校長だ!笑うでない!」と校長先生と名乗る男が言った。
・・・・・・・・
「まっまさか…!本物?!」「まじで!?」「この空気は…ホントみたい…。「マジかよ!なんかすいません!!」
みんなが騒ぎ始めた。
「静かにしなさい!美緒さん。」と校長先生。
「はっはっはい…。」
「山田さんは校長室に置いておきます。山田さんに会いたくなったら来てくださいね」
タッタッタッ………。
校長先生はどこかへ行ってしまった。
「校長ってあんな奴なんだね」と来夢。「そうだね。」「あんな人だったなんて…。」すると、
「そういえば!来夢って『くるゆめ』ってかいて『来夢(らいむ)』なんだよねぇ」と急に真柚が言った。
「うん。そうだけど何?」と来夢。
「いや。まさ夢って外から来るらしいから!んじゃ、事件あったことだし、家に帰ろうよ。」と真柚が言うと
「OK!」「いいよ」「先生!いいよね?」と学校一『ドS』青野くんが聞いた。
「ダメよ!事件があったからってそんなことは許さない!」と先生。
「は?でも、美緒さん。かわいそうだろ。」と青野くん。
「じゃあ、美緒さんだけ帰らせればいいじゃない。」と先生。
「美緒さん一人じゃかわいそう。みんなで帰れば楽しくなるだろ?」と青野くん。
「・・・。」
「先生!みんな美緒のこと気にしてんだよ。イイだろ?」
「あぁ…。もういいよ。帰りなさい。明日はすごいことになることを期待しときなさいね!」と先生が言うと
「明日は土曜日。学校ねぇよ。じゃあさようなら!」と青野くんが言うとみんな帰っていった。