~2,図工の作品発表~

『キーンコーンカーンコーン…。キーンコーンカーンコーン…。』
「はーい図工やめてねぇ!5分放課がおわったら、図工の作品発表するよぉ!」
ハーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「学級代表さん。45分になったらちゃんと声かけるのよ!」
はーい
「きりつ。きをつけ。礼。」と日直。
「おい、美緒!」と来夢。
「なっ何…?!」びっくりした美緒。
「あのさ…3時間目、自由らしいよ」
「あっじゃあ⑨って言われるね。」と言ってまじってきた真柚。
「そうだね。私、寝よっと。」(最近寝不足だから)と美緒。
「おぅそうか…。『一緒に遊びたかったナ…。』残念だけどいいや!」と来夢。
「あっもうすぐ45分だよ。言わないと、じゃあ席つくね。」と言って真柚は席に着いた。
「45分だよ!席ついて!」と美緒。
「先生くると怒られるよ!おらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!ってね。」と来夢。
みんな席に着いた。すると、先生が来た。
「きりつ。きをつけ。礼。着席。」と日直。
「みんな、エライ!よしじゃあ作品発表ね。」と先生が言った。
「じゃあ席順でいくよ!まずは…。」
席順でいくと、
真柚は最後から3番目、来夢は最後から2番目、そして美緒は最後だ。
美緒のクラスは31人いる。5の3だ。
「はーい。次は、鈴木真柚さん。」と先生。
「はい。」と言って真柚は黒板に絵を貼り、発表を始めた。
「私は、昔の思い出は、有名人と握手したことです。握手会に連れて行かれ、無理やり握手させられました。
はい、終わり!」
アハハ…。真柚は笑いをとった。
「面白いですね。次は佐々木来夢さん」と先生が言うと胸をはり、来夢は前に出ていった。
そして発表を始めた。
「俺は、ジンベイザメを間近で見たのが思い出です。そこで、迷子になってジンベイザメの水槽の上まで行きました。
そして水槽に落ちて、ジンベイザメと一緒に泳ぎました!」
アハハハハ…。来夢も笑いをとった。
「来夢さんは、ほんとにウソつくのが好きなんですね。はい最後に美緒さん」
「はっはい」美緒はやる気なさげに前に出た。
『言いたくないけど言わなきゃ』と美緒は自分に誓った。
「私の思い出はお母さんと別れたことです。良かったとも嫌だとも思わなかったです。」
そう言って席についた。
「それが、思い出?」「もっと楽しいことあったでしょ」教室がザワつき始めた。
「はいザワザワしない!終わりだね。じゃあ大放課だから遊んできていいよ。」
はい
「きりつ。きをつけ。礼。遊びに行きましょう。」と日直が言うとみんなは外に遊びに行った。