・・・迷惑じゃないの?


私は、驚いた表情で固まったまま、運転席の霧澤さんを凝視した。

信号待ちで、車は停止。


霧澤さんは、凝視したままの私を見た。

「・・・見すぎだろ。ってか、固まってんのか?」


霧澤さんの手が、私の方に伸びたと思ったら・・・


プニッ。


頬を軽くつねられた。

私は、予想だにしない霧澤さんの行動にパニック状態!!


「ななな、これは!?」


思わず、聞いてしまった。