「琉樹、結希送ってってやれよ?大事なうちの看板娘だからな」


その一言を残し、嵐は去っていった・・・。




「じゃあ、帰るぞ」

霧澤さんが、私に向けて、言葉を放つ。
ホントに送ってもらえる!?



「えっ、あのっ・・・」


「さっさと行くぞ?もたもたして、写真撮られていいのか?」


「あっ、いきます!マスター、ありがとうございます!また、来ます」



私は、すでに店を出ようとしている霧澤さんの後をおった。