「おまえ、謝ってばっかだな?」


タメ息をつきながら、切れ長の瞳が私を見据えた。

「あっ、だって・・・ごめっ」

つい、また謝りそうになってしまった。


「綾辺はイメージにピッタリだといってたが、どうだかな?」



『エデン』の件であろう。
私は、霧澤さんの視線の金縛りにあいながら、反論した。

「私、『エデン』の仕事が決まってから、下見に行きました。オーナーさんの話も伺いました。イメージを壊さないように、キチンとお仕事はします!」