なになにっ!?

私は慌てて顔をあげる。


それと同時に、狙いすましたように霧澤さんが私の唇を奪った。


「そんだけ騒がしいなら、大丈夫だな」


私の体調の確認なんだったのだろうか?


いや、真っ赤になっている私をみて、霧澤さんは満足気だ。





二人で食事をしながら、霧澤さんが私の家に来た経緯を聞く。




どうやら、テレビ局で倒れて自宅に戻った事を瀬口さんが斎王社長に報告し、そして仕事中の霧澤さんに社長から連絡があったらしい。