にしても・・・

やっぱり霧澤さんは寝顔もカッコイイ・・・

伏せてる長いまつげも、形の良い唇も・・・


そう、思いながら凝視していると、


「だから、見すぎなんだよ」


と、ため息まじりに霧澤さんは目を開ける。


おっ、起きてたのっ!


「だって、起きてないと思って・・・」


いやいや、全然言い訳になっていない。


「ごっ、ごはん作ったから、食べましょ!」


私は話をそらして、霧澤さんから離れようとしたが、



「わっ・・・」



ぐいっと腕を引っ張られ、霧澤さんの上に倒れこむ。