「私、霧澤さんに迷惑はかけませんし、絶対離れません!!」


そう力強く言うと、神崎有紗は少し驚いた表情をする。


そして、

「ふふっ、まぁこれ以上邪魔はしないけど。琉樹はモテるから、頑張りなさいね」


そういって、その場から去っていった。


ほっ・・・と、一息。

そのまま和やかなムードで、パーティーは進んだ。



プロジェクトが終了した後、神崎有紗の姿をみる事はなくなった。




代わりに、今回の企画の成功で『敏腕美人コンサルタント』として、幅広く活躍していった。