そのまま私のマンションへ・・・。


玄関に入るなり、霧澤さんのキスが降る。

少し荒っぽいキスに戸惑う。


「霧澤さん怒ってます・・・よね?」


恐る恐る尋ねてみる。


「・・・」

しばし無言。


「連絡が来なくなった時点で、有紗が何かしたのかと予想は着いたが。まさか顔をみるなり逃げられて、挙げ句に別れ話とな?」


自分で話をふったくせに、逆に責められ、壁に追い詰められる。


「あぁ、あと『好きな人が出来たから』ともゆってたなぁ?」


「いっ、いませんよ!なんてゆったらいいか、わからなくてっ!!だって、霧澤さんの邪魔になりたくなくて必死でっ」



悪いのは私、でも必死に弁解する。