こじんまりとした部屋の中には、パソコンや備品など、それなりにキチンと整理され、置かれていた。


彼は、ちょうどスーツのジャケットを脱ぎ、椅子の背もたれにかけようとしたところであった。



「おい、返事してねぇぞ?
・・・ってか、関係者以外立ち入り禁止だ」



『霧澤琉樹』は少し驚いた顔をして、私を見た。