あいつ・・・

霧澤さん、私と仁くんが話してるの、気づいてたのかな?

「そんなんじゃないです!平気です!」

仁くんに、一緒にいるのが見つかったら、何ゆわれるか、わからない。

霧澤さんと二人きりになっちゃ、駄目だ!


そう思い、霧澤さんから逃げようとする。


でも・・・

「・・・っ」


霧澤さんの腕が、それを静止し、余計に距離が縮まる。


かぁぁ・・・
っと、顔が赤くなるのが分かる。


だって、そばにいるのは、大好きな霧澤さんだから。



「私、中に戻りますっ」


霧澤さんの腕を振り切って、逃げようとした、
その時・・・