霧澤さんとは、何も関係ないって・・・

赤の他人だって・・・


そう言わなきゃいけないのに、言葉にすると
ホントになっちゃいそうな気がして。


「ごめん、ちょっと外の空気吸ってくる!!」

結局、いえずに私はその場から逃げ出した。



噴水のある庭に辿り着く。

・・・

ちゃんと、誤解解かなきゃ行けなかったのに。

子供みたいに逃げ出したりして・・・

「しっかりしなきゃ・・・」


滲み出る涙を必死で堪える。


人には言えない
そうゆう恋になるのは、わかってた。



好きなのに、その事を隠すのが、こんなに
辛いなんて思わなかった。