霧澤さんが、自分なんかを求めてくれるのは、嬉しい事。


でも、どう反応したらいいか、わからない。

「考えてる事、言ってやろうか?」

えっ?

「『初めてで、どうしたらいいかわからない』だろ?」

「!!!」

私の驚きの反応に、霧澤さんは満足げに目を細めた。


「結希・・・」

「・・・っ」


初めて名前で呼ばれた!!

うるさいくらいに、胸が高鳴る。


「ゆっくり教えてやる。それでも、ダメか?」


もう胸の高鳴りが、抑えられない。

私は、返事の代わりに、霧澤さんの首に腕を回し、軽くキスした。


その後は、霧澤さんにされるがまま、甘い夜を過ごした・・・