「おまえは、危機感を持った方がいいかもな」

危機感?
仁くんには、充分に感じていますが・・・


「誰の物か、わからせてやろうか?」

誰の物って・・・

「私は・・・」


口を開いた瞬間、霧澤さんの唇によって、言葉を消される。


「っん・・・」


なんか、いつもと違う。

「んんっ・・・」

霧澤さんの舌が、私の口腔に割って入り込む。


感じたことない快感に、思わず腰が引ける。

霧澤さんの胸を押して、距離を取ろうとするが、逆にソファーに押し倒される。


「霧澤さ・・・っん!」


やっと唇が離れたと思うと、次は耳を甘噛みされる。