「まぁ俺様でも、そのメンツは代えれねぇ。
最悪、結希と羽柴仁の競演をNGにするしかねぇな」

社長が、気にしてくれてる。

私がしっかりしてないから、みんなに迷惑がかかってる。
せっかく頂いた、お仕事なのに・・・

「あの!私、仁くんとこのお仕事します!」

私は、自分を奮い立たせて、立ち上がる。

「大丈夫です!ちゃんと、一人で対処出来ますから!」


自分では、立派に宣言したつもりだが、みんなの顔は、不安一色である。


その時・・・


「一人じゃねぇだろ」


ぶっきらぼうだけど、頼りになる大好きな人の声・・・