「んで、ここからが重要!
結希のお相手が、あの羽柴仁・・・だ」


「「「!!!」」」

霧澤さん、マスター、綾辺さんは、その名前を聞いた瞬間、一斉に社長を見た。


羽柴仁・・・って!!
あの、パーティーの時に出会った人だ!!

みんなより反応が遅かったが、私も社長をみた。

「・・・仁くんですか?」


コクリと、社長は静かに頷いた。


「あいつが結希ちゃんの相手?ちょっと、ヤバイんでない?」

「彼も人気ありますからね。起用した人選的には、納得いきます。けれど・・・」


マスターと綾辺さんの視線の先は、霧澤さん。


「この前の猛アタック、半端なかったぜ?」

マスターが呟いた。