「!!!」


私がしようとしていた物より、かなり上をいく、スクラップであった。


覗きこんだ、霧澤さんとマスターはコーヒーを吹き出さんばかりの反応だ。


「さすが、綾辺。いい仕事するわぁ」

マスターはそう言って、綾辺さんの肩をポンっと叩いた。



「結希さん、いい出来でしょ?これを仕事の息抜きに、会長のデスクに忍ばせておきます」


「綾辺・・・余計なこと、すんじゃねぇよ」


しばらく黙って聞いていた霧澤さんが口を開いた。


「そして、もうワンランク上の物が出来たら・・・」


これ以上、上なんてあるの!?