「おまえらは、同じブランドなんだよ。カップル衣装で、ショーに出るんだ」


はっ、ハッハッ!!
と、高らかに笑う社長。


私と霧澤さんの衣装は、ポイントで同じ柄があしらわれていた。


「ブランドのマネージャーからの伝言。
『いちゃついて、おっけーです』だと」

社長の一言に、今まで黙って聞いていた霧澤さんは、


「それは、おまえの勝手な解釈だろうが!」


眉間のシワが、よりまくっていた。


そして、アナウンスが流れる。



「今日のスペシャルゲスト・・・登場です!」