私の心の叫びが、聞こえたのか・・・


「んな、顔すんな。いつも通りでいいんだよ、おまえは!しっかり歩いてこい!」

社長は、励ましてくれているのだろう。

「はい、頑張ります」


よ~し、香坂結希行きます!!


私は、たくさんの声援とスポットライトの中、元気よく笑顔でランウェーを歩く。




思えば2年前・・・
斎王社長に出会わなければ、こんな運命じゃなかった。