「俺も、今日でわかった」

ん?何が??

「おまえが、いろんなヤツから狙われてるってこと」

「そんなことないですよっ!!仁くんはちょっと特殊・・・」

「んなことねぇだろ・・・」

そういって、霧澤さんは私のシートに手をつき距離を縮める。


「初めは『変なヤツ』だと思ったが・・・」

変なヤツって、思われてたのっ!?

「案外、ハマるもんだな」


そういうと、フッと口元に笑いを浮かべながら、一気に霧澤さんの顔が近づく・・・