不意に川辺に目を遣(ヤ)ると、突然眩い光が辺りを包んだ。


「うわ! な、何!?」


余りの明るさに思わず目を瞑る。


此の暑さに地球も変になった!?


世界破滅!?


そんな馬鹿な事を考えている内に、光は収まった。


恐る恐る目を開けると、光が発せられた中心に何かが見える。


「何だろ、あれ」


興味を惹かれ、一歩また一歩、謎の物体に近付いて行く。


徐々に姿を露わにする物体。


「んっ?」


間近にそれを見た時、私は一瞬自分の目を疑った。