気がつけば、季節は秋を迎えていて。
吹く風がすっかり涼しくなっていた。
あれから。
隆治からの連絡は一切来なくなった。
だから当然パンを買うこともなくなって。
千春ちゃんと会う機会もなくなっていた。
そんな10月も終わりに近づいた頃。
右京君の彼女のサエちゃんからメールが入った。
高校を卒業してすぐに就職したサエちゃん。
一度大学を見学してみたかったそうで、あたしと千春ちゃんに会いに大学へ遊びに行ってもいいかと聞かれた。
そう言われて、断る理由もないし。
千春ちゃんに会うのは複雑だったけれど、あたしはOKと返事をした。
吹く風がすっかり涼しくなっていた。
あれから。
隆治からの連絡は一切来なくなった。
だから当然パンを買うこともなくなって。
千春ちゃんと会う機会もなくなっていた。
そんな10月も終わりに近づいた頃。
右京君の彼女のサエちゃんからメールが入った。
高校を卒業してすぐに就職したサエちゃん。
一度大学を見学してみたかったそうで、あたしと千春ちゃんに会いに大学へ遊びに行ってもいいかと聞かれた。
そう言われて、断る理由もないし。
千春ちゃんに会うのは複雑だったけれど、あたしはOKと返事をした。